音楽理論#1 ~音符と休符~

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音楽理論#1 ~音符と休符~

Category : 音楽理論

前回は「楽典」について大まかに説明しました。

今回は音を表すのに必要不可欠な「音符」と「休符」について説明していきたいと思います。


音符は主に音の長さ(音価)を表し、五線譜と組み合わせる事で
演奏されるべき音の高さやタイミングを知る事が出来ます。
音の高さ(音高)を示す「たま(符頭)」、音価を表す「ぼう(符幹)」、「はた(符尾)」で構成されますが、
符幹や符尾に関しては、表す音価によって付加されない場合もあります。
休符は音を出さない長さを表すもので、音符とは対極にある存在です。

これらには基準となる長さがあり、それを全音符、全休符と呼びます。
音符や休符にはこれを基準にして相対的に長さを表しています。
基本的に全音符より長くする場合は2倍、短くする場合は1/2倍の間隔で変化します。

また、音符や休符の隣に点を付ける事(付点)によって元の長さの1.5倍、
更に点を付ける事(複付点)によって元の長さの1.75倍の長さを表す事も出来ます。
 =  + 
 =  +  + 

名称 音符 休符 音価 (付点あり) (複付点あり)
Maxima 8 12 14
Longa 4 6 7
倍全音符/休符 2 3 7/2
全音符/休符 1 3/2 7/4
2分音符/休符 1/2 3/4 7/8
4分音符/休符 1/4 3/8 7/16
8分音符/休符 1/8 3/16 7/32
16分音符/休符 1/16 3/32 7/64
32分音符/休符 1/32 3/64 7/128
64分音符/休符 1/64 3/128 7/256
128分音符/休符 1/128 3/256 7/512
256分音符/休符 1/256 3/512 7/1024



これは音符に限りますが、同じ音高の音符を以下のように繋げる事(タイ)で、2つ以上の音価を足し合わせる事が出来ます。
 =  + 



ある音を等分したい時は「連符」で音を表します。
何等分であるかを上部に示し、その数だけ音符を並べます。

n分音符をm等分したm連符において並べられるべき音符をx分音符(m,xは自然数)とすると、
 1)xはm以下で
 2)かつ最大の2の累乗である数にnを掛けた数
でなければいけません。

付点n分音符をm等分する場合(m≧3,n,xは自然数)、
 1)xはm以下で
 2)かつ最大の2の累乗の3倍にnを掛けた数

複付点n分音符をm等分する場合(m≧7,n,xは自然数)、
 1)xはm以下で、
 2)かつ最大の2の累乗の7倍にnを掛けた数
となります。



例をいくつか挙げてみましょう。

・倍全音符(n=0.5)を3等分するときに並べられるべき音符は2×0.5=1で全音符
 → 
・4分音符を5等分するときに並べられるべき音符は4×4=16で16分音符
 → 
・付点2分音符(n=4/3)を4等分する時に並べられるべき音符は3×4/3=4で4分音符
 → 
・複付点4分音符(n=16/7)を7等分する時に並べられるべき音符は7×16/7=16で16分音符
 → 



直接的に音価を表す方法はこれで全部になります。
DTMにおいては打ち込みの時にこの音価を意識しながら打ち込む事になります。
この他、実際の表記とは異なる音価で演奏される様な音楽記号もありますが、今回は割愛します。


今回は音符と休符について、音価を中心に説明しました。
次回は音符が表すパラメータの1つである音高について説明していきたいと思います。

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